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JUAN MUNOZ A Retrospective [アート&デザイン]

Tate Modernに訪れた一番の目的は、スペイン人アーティスト、Juan Munoz(ホアン・ムニョス、1953-2001)の回顧展を見るため。

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壁の作品はHotel Declercq(1986)

彼の作品は建築空間の中に人物彫刻を配置するのが特徴。

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上はThe Wasteland(1987)、下はPlaza(1996)という作品。
全身グレーのアジア人風の坊主頭の男性たち。顔にはなんとも柔和な笑顔を浮かべています。
このグレーの人物像を100体並べたMany Times(1999)という作品の展示は圧巻。町の広場に三々五々集まった人たちが話をしている中に見ている自分が迷い込んだような錯覚に陥ります。

カフェの壁面上部にはTwo Seated(2000)という作品が掛けられていました。

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一方の男性の口から細い針金が出ていて小さな人物が乗っています。ムニョスは音、話される言葉に強い関心を持っていたようです。

この彫刻を見たときデジャブを感じました。
こちら、京都・六波羅蜜寺の宝物館に安置されている空也上人像です。

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口から出ているのは南無阿弥陀仏の念仏六音を視覚的に表現した6体の阿弥陀。
ほら、似てるでしょ。

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